屋根材の基本性能といえばまず「耐水性能」。日本の平均的な年間降水量は1500mm〜2000mm。多い地域では4500mm以上にも達します。この多量の雨に対し、屋根瓦は優れた耐水性を発揮します。
瓦は陶器質ですから、ほとんど吸水しません。しかも、陶器質特有の滑らかさで雨の走りが良く、デザインも雨をすばやく流し落とす形状となっています。無論、屋根下地も含め、屋根全体としての耐水設計・耐水工法も確立されています。
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乾燥した試験体を24時間以上清水に浸し、乾燥状態の質量と吸水状態の質量の割合から、吸水率を測定します。JIS規格の釉薬瓦が12%以下なのに対し、三州瓦は6.7%でした。 |
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火事の飛び火による類焼を防ぐには、屋根材の耐火性能が重要なポイントになります。かつての草葺き・板葺き屋根が、瓦屋根へと移行してきた歴史的な理由のひとつがこの耐火性です。
1100℃以上の高温で焼成される瓦は、建築基準法で指定されている安全な”不燃材”ですから、火事による屋根からの類焼を防ぎます。
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1100℃まで加熱した時の寸法変化を%で示します。三州瓦は0.6%で、他の屋根材に比べて非常に安定しています。 |
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真冬、屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれにともなう雨漏り対策が設計上の大切なポイントです。対策としては、凍結に強い屋根材の選択、小屋根裏換気システムの導入などがありますが、瓦屋根はこの耐寒性能でも優れた総合品質を確保しており、雪国でも広く採用されています。
凍結と融解の操作を繰り返し、ひび割れや剥離の有無をチェックします。
30回の繰り返し試験において、三州瓦にはひび割れや剥離が見られず、耐寒性にも優れていることが証明されました。
真夏の高温、真冬の寒気にさらされる屋根材には、屋外と屋内を遮る高い断熱性能が必要です。とくに、高気密化が進む現代建築では、居住空間の快適性を確保するために、優れた断熱性能が求められます。瓦屋根には山と谷の部分に自然な通気性があり、屋根裏の適度な換気を保ちます。また屋根下地に断熱材を施工することで、室内の熱損失を低減し、四季を通じて快適な居住環境の確保に役立ちます。
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加熱(150℃)と水浸(20℃)を繰り返し、ひび割れやかけの有無を調べます。
三州瓦にひび・かけは認められませんでした。
耐震対策は、1.屋根材と建物との強固な統合、2.屋根材の軽量化…この2つが重要なテーマとなります。屋根瓦は現在、かつての土葺工法に変わって、引掛桟瓦工法が主流です。
この工法では、瓦は釘で桟木に確実に固定されるため、地震による落下の被害が大きく低減しています。軽量化の面でも、瓦自体の軽量化、引掛桟瓦葺による瓦屋根の総重量の軽減などが図られており、耐震性は優れたレベルに達しています。
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局部的な集中荷重を調べる実験です。JIS規格の曲げ試験では釉薬瓦で1500N(153.0kg)以上とされ、三州瓦は2577N(263.0kg)でJISの1.5倍以上の強度を持ちます。工事等で屋根に人が乗る場合や、積雪や風圧の荷重に耐えることができます。 |
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重い瓦が家屋の倒壊を招いたと考えた人は少なくないでしょう。実は同じ瓦でも、ほとんど被害のなかった家が数多くあったのをご存知ですか?
倒壊原因は建物の構造にあるのです。現在は以前の土葺工法から、屋根重量が軽く瓦を固定する引掛桟瓦葺工法に変わり、建物への負担が激減しました。
屋根材は一年中、風雨や寒暖の差にさらされる、過酷な条件にあります。住まいの耐久性を考える場合、建物構造の強度とともに屋根材の耐久性は慎重に検討されなければならない課題です。高温焼成される硬い陶器質の瓦は、耐久性においても万全の信頼でお答えします。
瓦には酸性雨や塩害などの化学的条件に抵抗できる性能も求められています。酸やアルカリに浸して、それらの薬品に対する質量減少率を割り出します。三州瓦に質量変化や釉薬麺の退色・変色はほとんどみられませんでした。

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粘土瓦は「不燃材」と定義され、「延焼防止機能」があります。当社の製品は粘土瓦であり、 建築基準法第2条第9項に基づき、国土交通省告示第1400号において不燃材として定義されています。 |
〔国土交通省告示第1400号〕 |
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尚、不燃材料認定試験とは、試験体を720℃で20分間保持、き裂の発生や有毒ガスの発生を確認し判定する試験です。
セメント瓦や化粧スレートで、製品毎に認定を取得しているのは、表面の塗料などにより、そういった問題の発生する可能性があるからです。
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