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Q&A

性能・デザインについて

三州瓦は高性能だと聞きますが、具体的にどこが優れているのでしょうか?
窯業系屋根材の中心を占める三州瓦は他の屋根材に比べ、次の点が優れているとされています。 耐震性をはじめ、耐風性、防水性(しっかり水をはじく)、耐火性(外部からの火を防ぐ)、 断熱性(熱を伝えにくいため、冷暖房効率が良い)、耐寒性(吸水率が低いため寒冷地での凍害を防ぐ)、 耐久性(長持ちする、製品劣化少ない)、遮音性(静か、雨音など外からの騒音をシャットアウト)、 耐薬品性(酸性雨など化学物質の汚染に強い)などに秀でていることが多くのテストで確認されています。
三州瓦の種類はどのくらいあるのですか?色は選べますか?
三州瓦は、焼成方法によりいぶし瓦、釉薬瓦(陶器瓦)、無釉薬瓦に分類され、 形状はJ形、F形、S形に基本的に分けられます(他にも本葺き形、スパニッシュ形もあります)。
和風・洋風住宅どちらにも合う三州瓦は各種類ともカラーも豊富です。 また、軒部、袖部、棟部に使用される役瓦も含めると1000種類以上にもなります。 色は、住宅の形、壁の色、外観に合わせて自由にお選びいただけます。
三州瓦は阪神・淡路大震災クラスの地震にも耐えられると聞きましたが、
本当でしょうか?
本当です。私たち瓦業界では2004年10月25日に瓦屋根の耐震実験を行いました。 実物瓦2種類(J形・F形)を実際に屋根に置き、1995年の阪神・淡路大震災の地震を再現しました。 また、将来予測されている東海大地震の揺れでも実験しました。
その結果、2種類の屋根とも瓦1枚のズレも起こさず、被害はまったくありませんでした。 阪神・淡路大震災や東海大地震は震度7クラス、実験で使われた地震加速度は1300ガルという猛烈なものでしたが、 瓦屋根にはこれらの地震に耐える充分な強さがあることが証明されております。

施工について

ガイドライン工法とはどんな工法ですか?どんなメリットがあるのでしょうか?
「ガイドライン工法」とは国が定めた新しい建築基準法の求める水準をどのようにしたらクリアできるかを、 独立行政法人建築研究所や瓦メーカーの全国団体、瓦工事業者の全国団体が、様々な実験を繰り返し、自主的に決めた基準です。 したがって、「国の基準」ではありませんが、国の基準に準ずる工事基準といえましょう。
新しい建築基準法は、工事のやり方、方法を細かく定めた「仕様規定」ではなく、「性能規定」による基準が設けられています。 科学的データに基づいて、この屋根は風速何十メートルに耐えられるか、震度いくつに耐えられるかの「性能」を持つ工事をしなければならないからです。 もちろん、工事のやり方が細かく決められているわけではありませんから、その方法(モデル、ガイドライン)を示さなければなりません。
「ガイドライン工法」は、台風の時の風圧や地震に対して、瓦がはがれて飛んだり落ちないように、 屋根業界が一体となって自主的に細かい基準を定めた「屋根の新しい性能を満足させるための工法」とご理解ください。
ガイドライン工法はどのくらい費用がかかるのでしょうか?
「ガイドライン工法」は必ずしも“特別な耐震工法”というわけではありません。 新しい建築基準法に基づいて、耐風、耐震、などについて一定の性能を持つ強い屋根をつくり、 消費者に安心、安全、快適な住まいをお届けする21世紀の屋根工事の一般的な基準です。 旧建築基準法による工事よりはクオリティアップした工事をすることになりますので、 全体として多少の工事費の上昇は避けられないケースが出てくるものと考えられます。
また、屋根工事の費用は全国各地域によって異なっていますので、残念ながら全国一律の標準的な価格を提示することができないのが実情です。 その地域での適正な価格を知るためには、大変面倒だとは思いますが2〜3社から見積を取り、それを比較してみるのも良いでしょう。
鉄筋建ての上に、瓦屋根をのせた家を建てる場合、不都合はありませんか?
大都市郊外の大型マンション・アパートにも美しい傾斜を持った瓦屋根が最近増えてきたように、鉄筋と瓦屋根という、 ある意味で異質な組合せも安心してまかせることができるようになりました。
瓦屋根は他に比べて、高いのでしょうか?安いのでしょうか?
瓦屋根は他の屋根材に比べて高いことは確かですが、例えば、スレート系屋根材では10数年程経過すれば色あせて屋根の塗り替えが必要になり、 トータルコストで高くなってしまいます。瓦屋根は色あせの心配はなく、長期的に見ればお得になります。

リフォームについて

屋根のリフォームの場合も、ガイドライン工法はできるのですか。
できます。ガイドライン工法は新築、増・改築、リフォームなど工事の種類を問いません。 強風や地震の時に瓦が飛んだり、脱落しないよう瓦を桟木にしっかり固定し、大切な住まいを長持ちさせる工法ですので葺き替え工事の時には、是非おすすめです。
但し、築後年数を経ているようであれば、瓦を固定する桟木や野地板など下葺き材、 場合によっては瓦屋根を支える木が雨漏りなどによって劣化(腐ったり、もろくなっている)しているケースがありますので、 工事屋さんにしっかりとした屋根診断をしてもらってください。
リフォームの保証期間は何年ですか?
新築住宅の場合は平成12年(2000年)4月1日から工事請負契約や売買契約において10年間の「瑕疵担保期間」が義務付けられるようになり、 修理や賠償の請求ができるようになりましたので安心ですが、リフォームの場合は残念ながらこうした法律の保護はありません。 したがってリフォーム時には工事業者と直接交渉して保証期間について契約書の中に書き込む事が大切です。
但し民法637条では屋根工事等の請負工事について瑕疵担保責任期間を1年間と定めていますので1年間の保証はあります。
スレート屋根から、瓦屋根に変えたいのですが、可能でしょうか?
スレート屋根の場合、基本的に構造のチェックが必要となりますので、建てられた工務店等にご相談下さい。 また、屋根が傷んでいる場合は、瓦をのせる野地板や屋根を支える構造材(たる木等)が長い間の雨水によって傷ついている場合が多いのでスレートと瓦の交換に加え、 そうした工事も必要になります。「瓦屋根診断技士」など専門の技術者に見てもらうことが大切です。 工事代金もそうした内容によって違ってきますので、信頼できる工事業者を選びましょう。
また葺き替えに必要な屋根の勾配がない場合がありますので、専門家と相談して下さい。
雪が多い地域に住んでいますが、瓦屋根で大丈夫でしょうか?
瓦は豪雪地帯、寒冷地でも多く使われておりますが一口に積雪地帯といっても雪質や降雪の状況は地域によって様々です。 雪国の耐雪工法は、地域によって多種多様ですので、できるだけ地域に根付いて長い間工事を経験している地元の専門工事店に相談してください。 その地域独特の工法が確立されているはずです。
基本は耐風、耐震と同じで、屋根をしっかり支える家全体の構造が堅牢であること、そして屋根瓦を下地にしっかりと固定することが大切です。

葺き替え時期について

瓦屋根は屋根材の中で、最も耐用年数が長いと聞きました。
何年くらいもつのでしょうか?
地域の気候風土によって多少の違いはありますが、瓦は殆どメンテナンスなし(もちろん定期的に点検は要)に50年以上はもちます。半永久的ともいわれております。
メンテナンスいらずとはいえ、長い間には、瓦がズレたり、割れたりということがある場合もありますので、専門の工事屋さんにチェックしてもらう気遣いが必要です。
瓦の表面にヒビ割れが少し入っているのを見つけました。
製品の劣化ではありませんか?
陶器瓦(釉薬瓦)は貫入(かんにゅう)と呼ばれる表面亀裂が発生する場合がありますが、これは陶器製品特有の釉薬表面層に発生する亀裂であり、 本体生地までの亀裂ではなく品質の劣化を伴うものではありませんので、ご安心下さい。
ズレている瓦を見つけました。すぐに直してもらったほうがいいでしょうか?
屋根の施工不良や経年変化、地震、台風などが原因で、瓦がズレることがあります。瓦のズレは雨漏りに結びつき、 ひどい場合は落下の危険性もあります。早急に屋根工事店にご連絡ください。部分的な葺き直しですむこともあります。 瓦のズレも、ヒビ割れも屋根からの注意信号です。定期的な屋根点検で未然に防げますので、一度、屋根工事店にご相談ください。